黄帝内経

素問 第1 上古天真論篇


・健康長寿とそうでない人の違いについて書かれています。

・人間の成長、生殖、老化について書かれています。

 

「自然の道理にしたがい、養生することが健康長寿の秘訣。短命な人は、房事が過ぎ、飲食が不摂生で、過労で休息が足らず、精神的にも余計なことを考える」とあります。

2000年以上前から、過労、生活習慣、精神ストレスが不健康の原因だとあるのは驚きです。

 

つぎに、有名な養命酒のCMもこの章に書かれています。

 

黄帝の質問は「年をとると子供を作れなくなるのはなぜか」

岐伯の回答は「人間は天癸(=腎気、腎陰)が満ちると子供を作れるようになり、天癸が衰えると老化して子供が作れなくなる」

 

女性の出産に関わる流れです。女性は28歳が女盛りで、35歳に顔が老けはじめるそうです。シビアですね。

 

7才      永久歯がはえて、髪ものびる

14才 天癸(てんき)が成熟し、生理がはじまり、子供を生めるようになる

21才 親知らずが生える、背丈の成長が終わる

28才 女性がもっとも健康な時期

35才 消化器が衰え、顔がふけ、髪が薄くなりはじめる

42才 顔がふけ、白髪がはじまる

49才 天癸(てんき)が尽きて、閉経して子供が生めなくなる

 

男性の生殖に関わる流れです。男性は32歳が男盛りで、40歳で抜け毛が始まるそうです。こちらもなかなかシビアです。

 

8才      髪が長くなる、永久歯がはえる

16才 天癸(てんき)が成熟し、射精でき、子供をつくれる

24才 筋骨がしっかりし、親知らずもはえ、背も伸びきる

32才 筋肉もたくましく、一番充実している

40才 髪が抜け始め、歯が痩せてくる

48才 上部が衰え、顔面がやつれ、髪ともみ上げがゴマ塩になる

56才 筋肉が衰え、肉体疲労になる

64才 歯が抜け、髪が落ち、白髪になって、身体が重くなる

 

黄帝はもう少しツッコミます。

黄帝「老いても、子供がつくれる人がいる、どうしてか」

岐伯「天から授かった精力が素晴らしいのです」

黄帝「養生の良い人は百歳まで子供がつくれるか」

岐伯「養生の良い人は、なかなか老けないので、高齢になっても子供がつくれます」

ただ百歳まで子供ができるとは明言されていませんでした。

 

さいごに、黄帝が「真人、至人、聖人、賢人」とよばれる昔の健康長寿な人について語ります。自然に従い、道理に従い、摂生した人たちは長生きするんですね。